刑事事件・犯罪用語集
証拠開示
証拠開示とは、裁判の当事者が手持ちの証拠を、相手方の当事者に閲覧させることをいいます。
刑事裁判では、強大な組織と権限をもつ検察官側に証拠が集中するため、被告人・弁護人側から検察官側に証拠開示を求めることが一般的です。
平成16年の刑事訴訟法改正により、公判前整理手続という制度が導入され、証拠開示の範囲が飛躍的に拡大しました。
この手続きにより、検察官が取調べを請求する証拠だけでなく、その証拠の信用性を判断するための証拠や、弁護人などが明示した主張に関連する証拠についても開示を求めることができます。
ただ、現時点では、検察の手持ち証拠の全面開示は制度化されていません。
刑事事件においては、スピードに加えて、刑事裁判官の「経験」と「感覚」が最大の効果をもたらします。
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